倖せ庵

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ギャングスタとジェームズ①

とある昼下がり、ジェームズは先輩友人であるギャングスタのマッキーノに呼び出されていた。案件は、マッキーノが程度の良い車を格安で売ってくれるというものであった。

 

マッキーノの車を気に入っていたジェームズは喜び勇み、氏を乗せ試乗してみることにした。 ん? んー? マッキーノ、この車、風を凄く感じるね!

『だろ?』『ヒャシャシャシャ♪』決めポーズ(^^♪ 相変わらず素敵な笑い方だね!

 

加速すればするほど、喋る口は閉じれなくなり、気が付けば顔面も超高速扇風機状態だ! ていうか、フロントガラスないですよ? そうだよヒャシャシャシャ♪ すっかり上機嫌な2人はインフェクシャスグルーヴのセラピーを絶叫し、一般道をかっ飛ばすのであった。

 

マッキーノは気の良い年上の先輩で、ジェームズは彼から色々なことを教わり、少し尊敬もしていた。もともとの也染はジェームズが店長をしている店に彼が働きに来たことだった。

 

まずはビーチクルーザーでそのまま店内に入ってきちゃう事から注意。店の外にベンチシートおいて日焼けの禁止、店内で大声でモトリークルーをうたわないこと。など一通りのルールを作り、遅刻と欠勤がないし楽しいしすっかり仲良くなり一緒に頑張った。

 

しかし、オーナーが来た或る日、気づかないマッキーノ、伝えられないジェームズ、案の定でっかい声でモトリークルーをシャウトしているギャングスタに社長が『なめてんのか?』マッキーノ『ナメテマセン!!!』決めポーズ(^^♪ で首になっちゃった。

 

そんなこんなで大好きなマッキーノといると上機嫌なジェームズ。海辺にはかっこいいハーレーが20代くらい止まっている。お洒落やね。

おやおや、ギャングスタが何やら準備完了のようですよ。長いのでまた次回。

 

チャオ