倖せ庵

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ジェームズとギャングスタ②

えーっと、ハーレーにこっつん☆ がっしゃーん☆

流石マッキーノ 悪戯が好きなんだから。

取り囲むハーレー軍団をけちらし、2人は弁当を食べに浜辺に行った。

 

海で食べるのり弁は本当に美味しいよね。乾いた潮風、波の音、鳥たち。

ジェームズとマッキーノは大好きな鳥の歌を熱唱しました。

とりよーとりよーとりたちよおおおおーーーーー

 

さて日も沈み、今日はパーティーナイトだ☆ジェームズとマッキーノも早速バーに乗り込んだ。男のも女にもモテモテのジェームズは、マッキーノはどこかしら?と探したら、マッキーノは頭が噴火したように頭頂から血が噴き出ているのだった。

 

ギャング友達のザッキーノ曰く、マッキーノの素敵な笑い声(ニシャシャシャシャ)を自分が笑われたと勘違いした糞白人にごっつい指輪パンチを見舞われたらしい・・・

ザッキーノの怒りは静かに燃えていた。。まるで蒼い稲妻ですよ。

 

瓶で殴る!椅子で殴る!小気味よく1人1人を的確に倒していく。強いなぁ。


彼の日頃の持論である、白人の喧嘩は大振りでちょろいと言っていた意味が良くわかる検証だと、ジェームズは思いました。


でもちょっと変な癖があるザッキーノ。後半は戦利品である前歯回収に精を出し、『こんなに折れたよ』と喜んでいるんですが血だらけで怖いんですが。。

 

ちょっと大変な騒ぎだなと考えていたジェームズは、さっさと店を後にして、美女と車揺らし大会に励むのだった。。。 続く。 続かないなこりゃ。。

 

 

 

ギャングスタとジェームズ①

とある昼下がり、ジェームズは先輩友人であるギャングスタのマッキーノに呼び出されていた。案件は、マッキーノが程度の良い車を格安で売ってくれるというものであった。

 

マッキーノの車を気に入っていたジェームズは喜び勇み、氏を乗せ試乗してみることにした。 ん? んー? マッキーノ、この車、風を凄く感じるね!

『だろ?』『ヒャシャシャシャ♪』決めポーズ(^^♪ 相変わらず素敵な笑い方だね!

 

加速すればするほど、喋る口は閉じれなくなり、気が付けば顔面も超高速扇風機状態だ! ていうか、フロントガラスないですよ? そうだよヒャシャシャシャ♪ すっかり上機嫌な2人はインフェクシャスグルーヴのセラピーを絶叫し、一般道をかっ飛ばすのであった。

 

マッキーノは気の良い年上の先輩で、ジェームズは彼から色々なことを教わり、少し尊敬もしていた。もともとの也染はジェームズが店長をしている店に彼が働きに来たことだった。

 

まずはビーチクルーザーでそのまま店内に入ってきちゃう事から注意。店の外にベンチシートおいて日焼けの禁止、店内で大声でモトリークルーをうたわないこと。など一通りのルールを作り、遅刻と欠勤がないし楽しいしすっかり仲良くなり一緒に頑張った。

 

しかし、オーナーが来た或る日、気づかないマッキーノ、伝えられないジェームズ、案の定でっかい声でモトリークルーをシャウトしているギャングスタに社長が『なめてんのか?』マッキーノ『ナメテマセン!!!』決めポーズ(^^♪ で首になっちゃった。

 

そんなこんなで大好きなマッキーノといると上機嫌なジェームズ。海辺にはかっこいいハーレーが20代くらい止まっている。お洒落やね。

おやおや、ギャングスタが何やら準備完了のようですよ。長いのでまた次回。

 

チャオ

 

 

理解と認識。

日常生活でも混同しがち(特に人間関係において)ではありませんか?

僕はそれがとても危険であるなとよく感じます。

 

認識だけしてればほとんど良い問題を、相手側の甘えであったりこちらのなあなあな譲歩で理解にすり替えてしまう場合があります。

 

この人はこうゆう性格だ、こういう一面がある、等は理解する必要はほとんどにおいて全くない。自分の為にも相手の為にも実は特に何ともなりはしない。

 

ただし、認識力を鍛え(視覚の変化、些細な態度の変化)洞察力を鍛える(内面外面共に)ことは、人間関係の形成において双方、周りも含めとても良いことです。

 

さあ、認識力と洞察力を高めよう!アンテナを高く持とう!(笑)


繰り返し言いますが、理解はいらない。それはきっと誤解と勘違いのもとだったりしますし。。


あなたは理解があったじゃない。と言われたら、いやいや認識してただけだよ。

といえるスタンスは大事ですよね。

  


ジェームズ、バーへ行く。

宅飲みでホロ酔い加減のジェームズは、バーに行くことにした。

 

バーに行けば、よく知らない仲間が誰かしていて寂しくないし、

今日はだれとどんな出会いがあるのかな? ワクワクのジェームズ君。

 

夏の夜は決まってロングTにノーパンスケボーでいざ出発した。

スケボーのホイール音と地面の振動は心地よいし、ぬるやかな風もまた気持ちいい。

股間もすーすーあそこもぷらんぷらん。夏の夜は気持ちがよい。

 

・・・バーにつくと知り合いもいないので、ダーツをしながらウォッカをぺろぺろしていたジェームズは、すぐに眠た。そして香ばしい魚の照り焼きの香りで起きた。

 

目の前には魚の照り焼き。。。好きなものが目の前にあると輝いて見えてしまうジェームズ、当然、周りの景色も雑音も彼には一切届きません。すーっと近づき魚を鑑賞。

 

ぱくぱくぱく!ぱくぱく!一気に完食しご満悦のジェームズに『へい!ファッキン!』と黒人兵が詰め寄ってくる。。『ファッキンとは品のない黒人め』と思うジェームズに黒人兵は『お尻ぺんぺんだ!(英語)』とTシャツを捲し上げた。。。

 

『ワオ!オフゥウ!』と、ジェームズの桃尻に目を丸くする黒人兵。ふふふと不敵なスポーツ刈りは100叩きの刑に耐え、お尻を真っ赤に腫らし、次のターゲットを探した。

 

『あ!ジェリーの友達だ!』夜も更け、ジェリーの友達はマリファナを吸ってゆっくりとご機嫌な夜を楽しんでいるようだった。『ハイ!スペイン語で話さないか?』覚えたてのスペイン語を試したかったジェームズは、彼にそう声をかけたのだった。

 

30分。ジェーリーの友達が機嫌が悪くなって切れるまでにもうそう時間はないぞ。早く空気を読んで逃げるんだ!ジェームズ。

 

セニョラセニョラス! また次回へ続く。

 

 

ジェームズ、散髪する。

ジェームズは、いつも逃げたい。

楽しい時も、可愛い子の前でも、嬉しいときも。

全力で走って逃げたい。

 

そんな逃げたいジェームズのお話です。

 

・・・平日だというのに休みだったジェームズは、傷んだ髪の毛をカットしようと思い、アパートの1階にある床屋を尋ねた。

 

床屋のオジサンは、谷村新司のようなコワモテの髭が似合うダンディーで、ジェームズは彼のことを少しかっこいいな!と思っていました。

 

ぎろっとした目で『いらっしゃい!』といわれると、いつもわくわくしてしまうジェームズ。かっこいいスポーツ刈りがよく似合ってるゾ!!!

 

オジサンはにこやかにいろいろジェームズに話しかけてくれるのだけど、オジサンに一生懸命に注目しているジェームズには、毎回彼の言うことはさっぱり意味が通じなかった。

 

毎度、そそくさと逃げ出すジェームズではありますが、個々の床屋の親父は日本一。そこでカットしてもらう俺のスポ刈りも日本一♪

 

でも、街中で親父を見かけると、これまたそそくさと逃げ出すジェームズでありました。

 

つづく。